結婚式を上手に撮る秘訣

傑作は1つあればいい

静寂なひとときをゲット!

写真を通して結婚式を楽しもう

打率の低さとまぐれ当りは素人の特権

  プロのカメラマンは失敗しないことを大前提に撮影します。そのためコンスタントにヒットを放ち高い打率を維持します。
  一方アマチュアは、でかい1発を狙うからポカが多くて打率は上がりません。それでもたまにはマグレで特大ホームランを打つことがあります。

  今度の結婚式は頼まれての撮影なので、大振りで三振ばかりはしていられません。 少しはプロを見習って、こまめにヒットを積み重ねたいところですが、そう簡単にいかないからアマチュアなわけです。

  いくら何百枚も撮ったところで、何年か先には見飽きてしまう写真では価値が薄いです。 だから1枚だけでも傑作が撮れれば、それで役目は果たしたも同然です。
  一生の思い出に残る写真・・・それが撮れるのは、プロよりも素人なのです。 プロは決して「冒険」はしませんからね。

ゲストにしか撮れない自然な笑顔を

傑作をゲットする秘訣はコレ!

  「プロの後追いは時間と労力の無駄」という話は前にもしました。 ここぞという場面には、プロのカメラマンが必ず張り付いているはずです。 一番いいポジションを取られた後、その脇でいくら頑張ってもなかなかいい写真は撮れません。

  ゲストのアマチュアカメラマンが活躍する場所は、こうしたプロがウロチョロしないところです。 それは、「身内」の人間しか入り込めない空間を意味します。

  挙式と披露宴のイベントは、プロにとって外すことのできない場面です。 それ以外の時間帯―例えば控え室での団欒や、新郎新婦がお色直しで中座している時などは、プロは手を抜いています。 ここぞとばかり、アルバムに不可欠な「笑顔の写真」をいっぱい撮りましょう。
  それと忘れてはいけないのが、受付係を頼まれたゲスト達です。 この人達は、苦労した割に報われない存在です。 ある意味では、会場の人手不足をカバーするために無料奉仕させられたようなものです。 手厚く記録に残しましょう。

  えっ!受付もアナタが・・・うーむ、人使いが荒いなぁ。