事前の打合せが重要なことは何回も指摘シテキました(ヘタなシャレ)。
一般的に正しい(したがって内容のない)ことですが、軽視は禁物です。
几帳面なひとは、事前にしっかり調査し、当日のイメージトレーニングを繰り返していると思います。
問題なのは、自分が予想した通りに事態は進展しないことです。
1つ段取りが狂うと総崩れになるタイプのひとは、心にゆとりをね!
想定していなかった事態に直面したときは、事前のイメトレよりもその場の機転です。
たとえば、担当の係のひとが予想していた優しい女性ではなく「鬼ババ」だったり、
返事がないから外したゲストがヒョッコリ現れたり、他にもいろいろありそうです。
究極のケースとしては、花嫁さんが現れなかった! というのが本当にありましたが、これはマレです。
でも、予定外のゲストが現れた!というのは結構あるんですよね。
そんなときはアナタの出番です。
迷わず係のひとに「僕の席を使ってください」と言いましょう。(どうせ撮影で落ち着いて食べれないからイイじゃないですか)
「地獄に仏」とはこのことです。担当の「鬼ババ」は、その一言を聞いた途端、観音さまに変身です。
(めでたし、めでたし)
だけど、迷わず自分の席を譲るなんて、事前のイメトレ抜きにできるのかなぁ。
予定外のゲストが現れなくて食事にありつけたアナタ、料理に舌鼓を打っている暇はありませんよ。
乾杯の音頭が終わったら、すぐに全員の顔を押えておきましょう。
各テーブルを回り、3−4名ずつ手早く撮影します。
3人は「身を切る」から縁起がどうとか、あまり気にすることはありません。
なるべく同じ家のひとが一緒に写るようにします。(焼き増しの枚数にも影響しますから・・・)
来賓の祝辞が続いているうちに済ませます。
挨拶やお酌で席を離れてしまってからでは、思うように撮れません。先手必勝です。
スピーチしているひとのアップも忘れずにね。
新婦がお色直しで中座するタイミングを事前に聞いておきます。
一通り祝辞が終わってすぐなら、時間がありません。
せっかくの花嫁姿を撮り逃さないようにしないとね。
初めのうちは結構忙しいですよ。
ツーショットのほかにも、花嫁だけのカットをたくさん写しましょう。
ソフトフォーカスなんかもイイですね。
なに?ソフトフィルターを持ってない? タバコのセロハンならどこかにあるでしょ!
さあ、やっと食事にありつけた、と思うのはまだ早いです。
新郎新婦が列席者のために、打ち合わせを重ねて決めた料理です。
誰かが記録として残しておかなければなりません。
誰がって? もちろんアナタです。周りをよく見渡してください。
列席者のなかで料理の写真を撮ってるような奇特なひとがいますか? しかも手付かずの状態で・・・