結婚式を上手に撮る秘訣

張り切り過ぎは失敗の元

後姿のショットも忘れずに

「主役は花嫁さん!」を忘れずに

カメラマンは「黒衣」なのだ

  中級者のアナタは、写真のウデでは仲間内で少しは知られた存在かもしれません。 でも、今回はプロの代わりに写真撮影全般を頼まれました。 依頼者の期待に応えるためには、冷静な判断と行動が求められます。
  結婚式のカメラマンは、歌舞伎でいう「黒衣(くろご)」に徹しなければなりません。 いくらゲストでも張り切ってでしゃばり過ぎないよう、一歩引く気持ちで臨んでくださいね。

  結婚式の主役は、あくまで新郎新婦です。というよりズバリ花嫁です。 たとえ依頼者が新郎やその親だったとしても、花嫁を中心に撮影します。
  冷静に考えてみてください。結婚したと同時に新郎の彼は、親の手を離れて嫁さんの尻の下です。 もし、結婚式の写真に花嫁がチョロッとしか写っていなかったら、アナタはもちろん、頼んだ彼までがもうボロクソです。

  新郎と新婦を均等かつ平等に写したら、花嫁から見て「自分がほとんど写っていない」と感じるはずです。 なにせ思い入れが違いますからね、ほかの人とは。後で「お嫁さんも結構撮ってあげたのになぁ・・」と後悔しないようにバンバン写してあげてくださいね。
  お嫁さんが喜べば彼も満足します。結婚した後も友達づきあいをしたいのなら、まずはお嫁さんのハートをつかんでおくことです。

神殿のイメージ画像

神前式は注意事項がいっぱい!

  運よく撮影の許可がとれても、神前式は注意が必要です。 まず、神前を横切ることはできません。つまり、新郎側と新婦側を行ったり来たりできないわけです。 また、教会式と違って新郎新婦が列席者に顔を向けることはありません。普通は神棚のほうを向いたままです。

  どちらか一方の側につくとしたら、迷わず新婦側を選びます。新婦側は神棚に向かって左手になります。 大抵は神殿の前方横手に衝立が用意されていて、カメラマンはその後ろに隠れて撮影するようになっています。 この衝立は結構背が高いので、普通の身長のひとでは撮影できないことがあります。 神殿の様子が事前にわからない場合は、機材をアルミバッグに入れて持ち込むとよいでしょう。 アルミバッグは上に乗れますから。

  これで準備OKといきなりシャッターを押してはいけません。 通常は神主さんの祝詞奏上などひととおりの儀式が終わるまでは撮影できないことになっています。 先ほどの衝立か神殿のどこかに注意書きが貼ってあるはずですから、よく確認しておきましょう。 フラッシュ撮影が禁止になっていたら、室内光だけで撮ることになります。 とにかく、ここでは「黒衣」に徹します。

  忘れていけないのが神主さんへの挨拶です。神殿に入ったら、まず神主さんに挨拶しておきましょう。 神職といえども人の子です。心証をよくしておいて損になることはありません。
  わからないことがあったら、このときに聞いておきます。 巫女さんは大抵アルバイトですから、何を聞いてもほとんど知りません。神殿では神主さんが仕切り役です。